− 47 −レーザプロセッシングレーザプロセッシングAF-2015214一般研究開発助成AF-2015215一般研究開発助成自動車用材料(軽金属)の表面処理プラズマ電解酸化,レーザアシスト,マイクロアークyasui@tut.jp歯科,歯周治療,歯周組織再生レーザー,リン酸カルシウム,アパタイト,過飽和溶液a-oyane@aist.go.jp豊橋技術科学大学 機械工学系准教授国立研究開発法人産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 主任研究員安井 利明大矢根 綾子レーザアシストプラズマ電解酸化プロセスの開発低エネルギーレーザープロセスによるin vivo骨組織再生本研究ではPEO処理におけるレーザ光同時照射がマイクロアーク発生状態と皮膜形成に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,レーザアシストによる表面構造制御技術の可能性について調査した.その結果,A6063基材において閾値電圧以下の電圧印加とレーザ同時照射を行う事で,マイクロアークの発生とそれに伴う溶融痕及び放電痕の形成を確認した.よって,レーザアシストによる閾値電圧以下でのPEO処理が可能であることを明らかとなり,レーザ同時照射によるマイクロアークの制御によって,表面構造制御の可能性が示唆された.ヒトのバイオミネラルは主に水酸アパタイトであり、優れた生体親和性を示すことが知られている。本研究では、歯周治療後の歯面の生体親和性改善を目的とし、低エネルギーレーザープロセスを利用したin vivoバイオミネラル再生技術の構築を目指した。歯質のモデル物質として焼結水酸アパタイト(sHA)基材を用い、リン酸カルシウム過飽和溶液中での低エネルギーレーザー照射により、同基材表面に5分以内にリン酸カルシウムを析出させるための条件を明らかにした。過飽和溶液中にフッ素を添加すると、sHA基材表面に析出するリン酸カルシウムが、板状のリン酸八カルシウムから、針状のフッ素担持水酸アパタイトへと変化した。得られたフッ素担持水酸アパタイトは、Streptococcus mutans菌に対し抗菌性を示した。以上の結果から、本法によって、歯の表面に生体親和性だけでなく抗菌性も付与できる可能性が示された。
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