− 30 −塑性加工塑性加工AF-2015031一般研究開発助成AF-2015032一般研究開発助成医療材料,防汚表面,建築材料,熱交換器ピーニング,テクスチャリング,微細周期構造,接触角ykameya@tcu.ac.jp塑性加工アルミニウム,冷間押出し,製品曲がり量kamitani@mech.kagoshima-u.ac.jp東京都市大学 工学部機械工学科准教授鹿児島大学 学術研究院理工学域工学系教授亀山 雄高上谷 俊平粒子衝突痕の自己組織化による周期的微細構造の形成を狙いとした 冷間アルミニウム押出し製品曲がり量のトライボロジカル制御斜投射微粒子ピーニングの開発と濡れ性制御への応用材料表面に対し浅い角度から微粒子ピーニング(斜投射FPP)を施すと,その表面にうね状の微細周期構造が形成される.この微細周期構造を,材料表面の重要な特性の一つである濡れ性の制御に利用することを視野にいれ,微細周期構造の形成挙動とそこでの親・疎水性を調べた.その結果,形成される微細周期構造の寸法や形状は投射時間や用いる投射材の種類に応じて変化することがわかった.とくに,微細なアルミナ粒子は細かい構造を作製することに適していた.アルミナ粒子や鋼粒子を投射すると階層的なテクスチャを有する微細周期構造が作製され,その表面は平滑面と比べて疎水性がわずかではあるが高かった.ただし,この変化をもたらしている主要因は,微細周期構造よりもむしろ,その表面に存在するさらに微細な凹凸である可能性が示唆された.押出し製品の曲がりに及ぼす摩擦面の影響を実験的に調べることにより,押出し加工における押出し製品曲がりのトライボロジカル制御に関する基礎データを得ることを目的とする.冷間押出し加工における製品曲がりに及ぼす工具摩擦面の摩擦拘束状態の影響を平面工具を用いた押出し加工実験装置により実験的に測定した.実験は、押出し比と平面工具試験面に相対するテーパダイ部長さを変え,平面工具試験面に塗布する潤滑油の粘度を変えて行った.また、格子線解析法により被加工材の金型内部での塑性流れ速度を実験結果から算出した。製品曲がり量を摩擦拘束の観点から明らかにするために,製品曲がり量をビレットの加工後の表面粗さの変化と金型内部の塑性流れ速度に着目して検討を行い、製品曲がり量の変化は,工具面の潤滑状態によって生じ,トライボロジカル制御を行うためには,摩擦面の表面粗さを配慮することが必要であることがわかった.
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