図8に示している、加熱中の冷間工具鋼SKD11と熱間工具鋼SKD61の中にオーステナイト化、結晶粒の成長、炭化物の拡散、部分溶融が発生した 図8 冷間工具鋼SKD11と熱間工具鋼SKD61の部分溶融過程中の微細組織変化 図10 1385度から冷却した熱間工具鋼SKD61 のEBSD分析結果。 図9 1280度から冷却した冷間工具鋼SKD11 のEBSD分析結果、孪生を黒い矢印で表示した。 後に、EBSDを利用して、1280度から冷却した冷間工具鋼SKD11と1385度から冷却した熱間工具鋼SKD61試験片中の金属相を分析しました。EBSD分析結果が図9と図10に示している。1280度から冷却した冷間工具鋼SKD11中に、残留オーステナイトの体積比率は約70%です。しかし、1385度から冷却した熱間工具鋼SKD61試験片中に、残留オーステナイトの体積比率は約2%です。冷却微細組織が違う原因は合金元素含有量によるものです。冷間工具鋼SKD11の合金元素含有量が高く、マルテンサイト化開始温度は低い、オーステナイトのマルテンサイト化は不十分で、多い残留オーステナイトを残ります。 熱間工具鋼SKD61の合金元素含有量が低く、マルテンサイト化開始温度は高い、オーステナイトのマルテンサイト化は十分で、少し残留オーステナイトが残ります。 − 244 −
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