Wire feeding rate Wire feeding speed, m/min Wire current, A Process speed, m/min 0.4 0.5 0.6 Laser power, kW 30 30 12 15 18 15 64 184 202 183~185 209~211 150 184 210 6.0 5.0 40 20 30 40 20 10 15 20 0.5 0.5 5.5 6.0 6.0 3.4 Inconel625ワイヤでの検討 SUS308Lワイヤの場合と同様に,ワイヤ送給比,施工速度,レーザ出力の3パラメータに注目し,それぞれ他の2パラメータを固定した状態で変化させた.施工条件を表3に示す.Inconel625ワイヤの場合でも,施工速度,レーザ出力,ワイヤ送給比が積層体形状に及ぼす影響は,SUS308Lと同様であった.ニアネットシェイプ率80%を超える適正施工条件を得ることができた. 表3 INCONEL625ワイヤでの施工条件 図11 INCONEL625断面写真および断面形状計測結果 3.3 レーザスポット幅の影響検討(SUS308Lワイヤ) SUS308Lワイヤを用い,レーザスポット幅を変化させ,施工結果に及ぼす影響を調査した.図9に,レーザスポット幅3mm,6mm,11mmそれぞれでの積層体断面写真および断面形状計測結果を示す.レーザスポット幅が変化しても,上述の基礎検討結果と同様の傾向を示している.それぞれのレーザスポット幅において,適正施工条件を用いることで,ニアネットシェイプ率80%程度を得ることができている.また図10に示すように,本プロセスでは,レーザスポット幅と形成される積層体の有効幅にほぼ1:1の関係が認められ,効率的に積層体形状を変化させることが可能である. 図9 レーザスポット幅の影響 図10 レーザスポット幅と有効幅との関係 - 88 -
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