6.まとめ 1) Padamsee, H., Knobloch, J. & Hays, T.: RF Superconductivity for Accelerators, (1998), 37-56, John Wieley & Sons. 2) Singer, W. & Singer, X.: Phys. Rev. ST Accel. Beams, 18-022001 (2015), 1-22. 3) 藤野武夫:ニオブ・銅クラッドシームレス超伝導高周波加速空洞の研究, 総合研究大学院大学学位論文, (2003). 4) 上野健治・他:第4回日本加速器学会年会プロシーディ5) 山中将・井上均・他:第12回日本加速器学会年会プロ6) Hauviller, C.: Proc. 1989 IEEE Particle Accelerator Conf., (1989), 485-487. 7) KEKプレス発表,世界初の継ぎ目なし加速器心臓部の謝 辞 参考文献 確認した.空洞の両側にフランジを取付けて完成となる. 現在,この銅空洞はCERNに提供され,ニオブコーティング作業が行われている.従来の継ぎ目のある空洞に比べて良質なニオブコーティング空洞が出来ることを見込んでいる. 金型 図11 液圧成形機(日本ニューロンの好意による) 図12 成形した銅パイプ:上段・素管,中段・1工程後のパイプ,下段・2工程後のパイプ,成形によりパイプの全長が短くなっていく様子がわかる. 図13 切断した空洞内部:パイプ部の肉厚は5 mm,赤道部の厚さは2.6 mm.肉厚分布があることがわかる.液圧成形による1セル,3セルのニオブ空洞の製造に成功し,電界性能試験の結果,最大加速勾配は40 MV/mに達し,加速空洞として使用できることを確認した.さらに銅1セルフルシームレス空洞を開発し,廉価なニオブコーティング空洞の開発に貢献した.ニオブコーティング研究の進展を期待している. 本研究は,公益財団法人天田財団からの一般研究助成(平成26年度 AF-2014017,令和3年度AF-2021005-B2)により実施した研究に基づいていることを付記するとともに,同財団に感謝いたします.銅空洞の液圧成形は日本ニューロン(株)で行われ,同社の西勇也氏,西森一喜氏との共同作業の結果である.またKEKの山本明名誉教授の橋渡しにより,CERNから銅空洞に関する多くの助言を得た.これらを記して感謝の意を表す. ングス,(2007), 76-78. シーディングス,(2015), 1105-1107. 製造に成功,2023/11/2, - 14 -
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