FORM TECH REVIEW_vol31
44/110

,thgehkooH0i 0 ,erutavruCm15010050 SM tool BM tool DM toolWelding conditions (A5052/A6061) Shoulder penetration depth: 0.4mm Plunging speed: 2.5mm/s Dwell time: 1s10003000Tool rotational speed, rpm2000100050010003000Tool rotational speed, rpm2000Welding conditions (A5052/A6061) Shoulder penetration depth: 0.4mm Plunging speed: 2.5mm/s Dwell time: 1s SM tool BM tool DM tool°°図■■曲度とツール回転速度との関係■場合,図■に示したように,他のツールに比べて接合幅が大きくなっており,せん断面積が大きくなっていた.また,図■に示したように曲度も大きいことから,ある程度までフックに沿って破断が進展した後,せん断的に破断したと考えられ,このことが応力集中の低減効果にも寄与したと考えられる.■■■■■塑性流動状態の観察結果■図■■は,上板にトレーサ材料を配置した場合の塑性流動状態を観察した一例として,ツール回転速度■■■■■■■における■■ツールを用いた場合を示したものである.トレーサ材料は,点■に示すように当初配置した領域で多く観察され,バリの排出方向に向かって分布しており,点 および■に示すようにキーホール方向では全く観察されなかった.■図■■は,下板にトレーサ材料を配置した場合の塑性流動状態を観察した一例として,ツール回転速度■■■■■■■における■■ツールを用いた場合を示したものである.トレーサ材料は,点■および に示すように,キーホール側面部および上板の内部の位置で,層状に観察された.また,点■に示すように,トレーサ材料はキーホールに沿ってごくわずかに観察される程度で,上板の表層には至っておらず,上板内では垂直方向上向きの塑性流動はほとんど無いと考えられる.■本実験に使用したツールの塑性流動は,上板についてはツール外周部に向かってバリを排出するような塑性流動があり,下板についてはキーホールに沿って上昇し,これが上板に到達した付近で外側横向きに転ずるような塑性流動があると考えられる.これらの結果は,一般的なツールの場合,ショルダからプローブに沿って上方から下方への塑性流動が発生するとされている状態とは異なっていると考えられる.また,本研究で指摘している切削工具のすくい角に相当する角度が,負角になるようなツールの場合とも塑性流動状態は異なっており■■,本研究で使用した■図■■フック高さとツール回転速度との関係■図■■ツール回転速度■■■■■■■における■■■■継手の引張せん断試験後の破断位置■ツールが発生させる塑性流動は,非常に特徴的であることが明らかとなった.■ 4.結論 せん断変形を効率的に発生させるため,プローブ形状に切削工具の知見を取り入れた摩擦攪拌点接合用ツールの- 42 -

元のページ  ../index.html#44

このブックを見る