FORM TECH REVIEW_vol31
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,l liNkdaoeruaF■3.実験結果 43210■10003000Tool rotational speed, rpm2000 SM tool BM tool DM tool図■■接合ツールの形状■プローブ断面形状が三日月形で切り欠き部分が小さいもの(以下,■■ツール)および切り欠き部分を二カ所持つもの(以下,■■ツール)をツールとして使用した.なお,これらのツールは,前述したようにせん断変形を容易にするとの考え方から,切削工具の知見を取り入れたものである.すなわち,切削工具のすくい角に相当する角度が正角で,切りくずだまりが大きいもの(■■ツール■,同様に切りくずだまりが小さいもの(■■ツール)およびすくい角に相当する角度がほぼ■°で,切りくずだまりが複数あるもの(■■ツール)となっている.■ ■■■接合部の評価方法■■■■■後,得られた継手の引張せん断試験を行った.試験方法は,得られた継手をそのままの状態で引張り,せん断的に破壊した荷重で評価した.なお,引張速度は■■■■■■■である.また,引張せん断試験前後の継手を断面方向に切断し,鏡面研磨後,ケラー試薬(フッ酸 ■■,塩酸■■■,硝酸■■■および蒸留水■■■■■)で腐食して,光学顕微鏡により組織観察を行った.引張せん断試験前の継手については,接合部の状態を定量化するため,図 に示すように組織形状パラメータを測定した.測定項目は攪拌領域幅 ■,プローブ表面からフック(上板材料と下板材料の界面に存在する酸化物層)■■■■■先端までの距離(以下,■値)■■,フックと上板および下板の初期界面とのなす角(以下,曲度),攪拌領域幅と変形材料幅の和でもあり,プローブ表面から接合開始点までの距離(以下,接合幅)である.また,各ツールによる接合材料の塑性流動の状態を明らかにするため,トレーサ法により上板および下板の塑性流動を,それぞれ走査型電子顕微鏡を用いた反射電子像の観察を行った.上板の場合は■■■■■■に直径■■■×深さ■■■のキリ穴を■つ配置し,下板の場合は接合ツール回転中心から■■■の位置に直径■■■×深さ■■■のキリ穴を■つ配置し,超硬合金粉末を充填した.その後,通常と同条件で■■■■を行った継手を用いて観察を行った.■■■■■継手の引張せん断試験結果■図■は,各ツールを用いて作製した■■■■継手の引張せ図■■引張せん断強度とツール回転速度との関係■図 ■組織形状パラメータ■Welding conditions (A5052/A6061) Shoulder penetration depth: 0.4mm Plunging speed: 2.5mm/s Dwell time: 1s- 40 -

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