FORM TECH REVIEW_vol31
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図6に各間隙長で得られた接合板の接合幅を測定した図6各間隙長で得られた接合板の接合幅10)図6に放電電流と衝突時間信号の関係について(a)d=1.17mmと(b)d=1.59mmの測定結果を示す.これらの図から最大電流値に到達する時間tmがそれぞれ6.28μsおよび6.20μsであることがわかる.また,可動板が固定板に最初に衝突する時間(衝突時間tc)はそれぞれ5.32μsおよび6.36μsであり,間隙長が広がると長くなる.可動板が固定板に達する衝突時間tcは図7(a)と(b)中の矢印で示される衝突時間tcは連続衝突の開始時間を意味する.また,両衝突の開始時間は1μs程度の違いであり,この違いは,接合開始時間が最大電流値に達する時間tmの前後(tctm)にそれぞれ衝突している.この事が接合性に与える影響について電磁力に関する考察を行なった.図7(c)に可動板に生じる電磁力の時間推移の模式図を示す.図には実線でtc≒tmを示し,連続衝突の開始時間tcがtmの前後の場合を矢印で示した.この図からtc>tmではtc

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