表7実験条件(0.5 J/cm2,200 shots)図6レーザ未照射面およびレーザ照射面の様子図8レーザ照射面の様子(τ= 20 ps,λ= 266 nm,Q= 0.06 J/cm2)図9フェムト秒ファイバレーザによるLASの可能性検証図8に実験結果の代表としてQ=0.06J/cm2の条件によ図7レーザ照射面の様子(1.0 J/cm2)■・ ・ デバリングに及ぼすパルス幅の影響レーザデバリングにおけるパルス幅の影響を検討するために,τ= 20 psのレーザによるレーザデバリング実験を行った.また,前節で最も好適な条件であったτ= 3 ns,λ=355nmのレーザによる実験結果と比較を行い,バリ除去性に対するパルス幅の影響を検討した.レーザ発振器はEKSPLA社製のPL2250を用いた.本レーザ発振器のレーザ媒体は前節で用いたレーザ発振器と同じくNd:YAGであり,基本波(λ = 1064 nm),第2高調波(λ=532 nm),第3高調波(λ = 355 nm)に加えて第4高調波(λ = 266 nm)の発振が可能である.本節の実験条件を表7に示す.本節では上述のレーザ照射装置によるτ=20 psのレーザにより照射実験を行い,前節での実験結果と比較を行う.波長λは前節での結果を踏まえ,最も好適な条件であると予想されるNd: YAGレーザの第4高調波(λ= 266 nm)とした.また,前節での実験と同様に照射回数は1 ~ 200 shots とした.るレーザ照射面のSEM像を示す.同図(i)に示すように,N= 1 shotのレーザ照射面においてバリ部のみが溶融していることが確認できる.また,N= 5 , 10 shotsの条件においては,同図(ii),(iii)に示すように,レーザ照射面の中央部においてバリが完全に除去されていること波長λエネルギ密度Q照射回数Nパルス幅τ周波数f スポット径d(a) レーザ未照射面 (b) λ= 355 nm(c) λ= 532 nm (d) λ= 1064 nm(a) N= 5 shots (b) N= 200 shots(i) λ= 355 nm,Q= 1.0 J/cm2(a) N= 5 shots (b) N= 200 shots(ii) λ= 532 nm,Q= 1.0 J/cm2(a) N= 5 shots (b) N= 200 shots(iii) λ= 1064 nm,Q= 1.0 J/cm2(i) 1 shot (ii) 5 shots (iii) 10 shots(iv) 100 shots (v) 200 shots266 nm0.01 ~ 0.06 J/cm21 ~ 200 shots20 ps50 Hz2.5 mm- 84 -
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