FORM TECH REVIEW_vol30
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■■■■■■■図■■押し込み量に伴うスプリングバック量および最大■■ff■■スプリングバック量■■■■ff■■最大加工荷重■ff■■曲げ長さ比の変化■■■■■ff■■曲げ長さ比とスプ■■■■■■■■■リングバック量■ないくぼみが形成されていることがわかる.これは主にボトミング加工の効果と考えられる.また,曲げ角度については通常パンチによる加工では設定角度よりも大きな角度となっており,スプリングバックが生じている結果となっているが,二つのコブパンチによる加工では逆に曲げ角度が■■°より小さくなっていることが確認できた.■■次にパンチ押込みに伴うスプリングバック量の変化を図■ff■■に示す.スプリングバック量はいずれの場合も正から負へと変化する傾向を示し,■°となる押込み量が存在することがわかる.このことはコブパンチによる板鍛造によってスプリングバックの抑制が可能であることを示していると考えられる.このスプリングバック量が■°となる押込み量はおよそ■■■■■の押込みであった.■■加工荷重の変化■また,加工中の最大加工荷重の変化を図■ff■■に示す.図から押込み量がおよそ■■■■■になるまでは荷重増加率が高く,その後低下する傾向を示した.初期の高い荷重増加率はほぼ一定であり,コブの数による影響も小さいように見える.一方,荷重増加率の変化点以降では一コブパンチによる加工の方が荷重増加率は高かった.この荷重増加率の変化点はスプリングバックが■°となる点におよそ一致していることから,スプリングバックが■°となった後に加工形態が変化したのではないかと考えられる.■■図■に曲げ角部の形状の例を示す.図は一コブパンチを用いて■■■■■のパンチ押込みを行った試験片を測定した結果である.図から曲げ外側は滑らかな曲率を持った形状となっており,曲げ内側はパンチによって押し込まれた部分でパンチ形状に沿ったくぼみが形成されていることが確認できる.この測定した形状について,代表量として曲げ内側と外側の標線間距離の変化量を比較してみることとした.■パンチ押込みに伴う曲げ内側および外側の標線間距離の変化を一コブおよび二コブパンチのそれぞれで比較した図を図■に示す.図にはぞれぞれのパンチ押込み量が■■■のときの標線間距離を細線で示している.図を見るとエアベンド後に曲げ内側では約 ■■の縮みが,曲げ外側では約 ■■の伸びが生じていたことがわかる.その後のパンチ押込みでは,いずれも伸びに転じていくことがわかる.ここで,スプリングバックがおよそ■°になる押込み量■■■■■までは内側,外側ともに長さの変化が生じていないことが興味深い.逆に■■■■■以降ではいずれも明らかな伸びとなっており,このことは曲げ角部で一軸圧縮変形が生じていることを示唆していると考えられる.■純粋な一軸圧縮の場合には,曲げ内側と外側で伸び量が等しくなると考えられる.そこで,曲げ外側の長さに対する曲げ内側の長さの比の変化を調べてみた.図■ff■■にパンチ押込みに伴う曲げ長さ比の変化を示す.図■で見たように,標線間長さの変化の少ないパンチ押込み量■■■■■までは長さ比■■■■~■■■■の間でほぼ一定を保っているパンチ押込み量がさらに大きくなると,パンチ押込み量■■■~■■ ■■の間で変化し,その後はほぼ一定もしくは一コブパンチで増加,二コブパンチで減少の傾向を示しているように見える.スプリングバック量とこの曲げ長さ比の関係を図にすると図■ff■■のようになる.図からスプリングバック量の減少は長さ比がほぼ一定の状態で生じ,■°になった後は変形の形態に依存した関係になると思われる.■図■■測定した曲げ角部形状の例(一コブパンチ)■図■■パンチ押込みに伴う標線間距離の変化■図■■曲げ長さ比の変化とスプリングバック量の関係■- 42 -

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