FORM TECH REVIEW_vol30
27/116

1VH2段目:全体金型1段目:部分金型度温さ硬部角底品形成º[0][x]C加熱空冷空冷(a) 1段目60050040030020010020406080100120140160180200(a) 1段目(a) 2段目搬送搬送成形,ダイクエンチング成形,ダイクエンチング遷移部高延性部(b) 2段目図■ 部分成形 段ホットスタンピングを用いたテーラードテンパリング部分成形 段ホットスタンピングの成形品を図■■に示す.■段目で高強度部が成形されて 段目で全体が成形されている.図■■部分成形 段ホットスタンピングの成形品成形品の長手方法の硬さ分布を図■■に示す.■段目および 段目の空冷時間は ■秒,下死点保持時間は■秒であった.高強度部は約■■■■■■,高延性部は約 ■■■■■のテーラード部材が得られている.高強度部高強度端部からの距離x [mm]図■■成形品の長手方法の硬さ分布るため,トリミングや穴あけ加工は一般にレーザー切断で行われているが,低い生産性や高価な設備が問題になっている.冷間せん断加工の適用が望まれているが,工具寿命が短くなるだけでなく,切口面の低い表面性状,遅れ破壊などの問題がある.このため,ホットスタンピングにおいて,成形終了直後にせん断加工を行うホットトリミングの適用が増加している.ホットトリミングを用いることによってレーザー切断をできるだけ少なくしてコストと生産性を向上させている.高温でせん断加工を行うため,加工荷重が低減されて遅れ破壊も防止される.しかしながら,成形時に金型と接触して温度がかなり低下した状態でせん断される場合もあり,レーザー切断よりも遅れ破壊の危険性が高くなる.ホットトリミングにおける遅れ破壊に及ぼすせん断加工時の温度の影響を調べた.ホットトリミング実験方法を図■■に示す.アルミめっきホットスタンピング用鋼板を電気炉で■■■℃まで昇温して 分保持し,約■秒で金型へ搬送し,金型と鋼板を接触させて目標のトリミング温度■まで強制冷却した後トリミングし,上下パンチで■■秒間はさみ込むことでダイクエンチングを行った.金型と鋼板を接触させてホットトリミング中の温度低下を再現している.トリミング後陰極水素チャージによって遅れ破壊の起点となるクラックを発生させた.加熱炉板材加熱クリアランス比10%における遅れ破壊の起点となるクラックの発生に及ぼすトリミング温度の影響を図15に示す.板厚1.6mm では400℃以下,板厚1.0mm では600℃以下でクラックが生じており,温度が低下した状態でトリミングを行うのは遅れ破壊の危険性が高くなる.6.ホットトリミングにおける遅れ破壊挙動■■ホットスタンピングされた成形品は非常に高強度であ910800Timeトリミング温度:T = 25 -800 ºC上パンチダイス搬送:7s下パンチ金型との接触:TC= 0.1-10 sトリミングダイクエンチング:10sトリミング温度: T図■■ホットトリミング実験方法- 25 -

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る