mμ[ aR ssenhguor ecafruSDtnuoma sucofeDmmneceoc iffti0]0][110noitcirF100 μm100 μm- 101 -100 μm100 μm0.70.650.60.550.50.450.40.350.32000400060008000Sliding distance [mm]10000908070系列190 deg系列1系列2系列280 deg系列3系列370 deg系列5系列560 deg系列4系列445 deg対数(系列1)対数(系列2)50Laser irradiation angleθ [deg]60401.21.4が大きいことがわかる.このことから,デフォーカス量を1および2 mmとしてレーザ照射を施すことで,摺動性に優れた改質面を形成できることがわかる.また,摩擦摩耗試験後の摩耗痕について,SEMを用いて観察した結果を図10に示す.同図より,デフォーカス量を1および2 mmとしてレーザ照射を施した試験片に形成された摩耗痕の幅は狭く,デフォーカス量0 mmおよび未処理材に形成された摩耗痕の幅が広いことがわかる.このことから,デフォーカス量を1および2 mmとしてレーザ照射を施すことで,高い耐摩耗性を有する改質面を形成できることがわかった.0 mmUntreated1 mm図9摩擦摩耗試験時の摩擦係数の推移ff■■■デフォーカス量■■■■■■■■ff■■■デフォーカス量■■■■ff■■■デフォーカス量 ■■■■■■■■■■■ff■■■未処理材図10摩擦摩耗試験後の摩耗痕の■■■観察結果■・■傾斜面へのレーザ照射実験結果傾斜治具を用いて,試験片表面に対するレーザ照射角を45, 60, 70, 80, 90 degとしてAl(NO3)3水溶液に浸漬させたSUS316L試験片に対してレーザ照射を施した.レーザ照射後の被処理面の表面形状を調べるため,それぞれの試験片に対してSEMを用いて観察を行った.その結果を図11に示す.同図より,レーザ照射角の減少とともに被処理面に形成される凹凸の幅が大きくなり,照射角が45 degのときの被処理面はなめらかであることがわかる。これは,レーザ照射角の減少に伴い,レーザの反射率が大きくなり,図12各傾斜角におけるデフォーカス量が表面粗さ図13算術平均粗さが0.8 μm程度の改質面が形成試験片表面へのレーザの吸収率が低下し,試験片の溶融が抑制されるためであると考えられる.次に,各レーザ照射角度におけるデフォーカス量の影響について検討するため,デフォーカス量を0.25から1.2mmまで変化させてレーザ照射を施した.レーザ照射領域の算術平均粗さRaを測定した結果を図12に示す.同図より,全ての照射角において,デフォーカス量の増大に伴い,被処理面の表面粗さが低下することがわかる.これは,デフォーカス量の低下により,レーザスポット内のエネルギ密度が低下し,試験片表面への入熱量が減少したためであると考えられる.図11被処理面のSEM観察結果に及ぼす影響される各照射角におけるデフォーカス量(a) 90 deg (c) 70 deg (d) 45 deg3.53.5332.52.5221.51.5110.50.500 (b) 80 deg0.200.800.20.40.60.811.21.40.41Defocus amount [mm]0.6D= 0.0003θ2-0.0235θ + 0.9152 mm0.5Wear track300 µmWear trackWear trackWear track3.532.521.510.500.20.40.60.81.21.4
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