FORM TECH REVIEWvol29
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3xはそれぞれ圧延方向,圧延直角方向である.は平均値を意味する.単軸引張に比べて,張出領域における成形限c[]L[ 3.結晶塑性解析 Lの分布 > 1L1x3 (TD)x1 (RD)x2 (ND) P L <されず,上述したデジタル画像相関法によって測定したひずみ分布が一様であった結果と整合している.また,破断面は必ずしも直線的でなく,図4(b)のようにギザギザした形状を呈することもある.これは平面ひずみ引張に限定して起こる現象ではなく,その他も変形モードでも同様に確認された. parent図5■母相に埋め込まれた双晶のモデル化 ■■■■解析方法■圧縮双晶の観察結果4)によれば,圧縮双晶は薄い形態である.また,引張双晶とは対照的で,変形とともに圧縮双晶が結晶粒全域に拡大することはない.図5に示すように双晶を薄い層とモデル化して,母相に埋め込まれていると仮定する.個々の双晶相はそれぞれ別に母相に埋め込まれて,双晶相と母相の相互作用を解く.つまり,双晶相同士の作用は考慮していない.双晶相および母相の内部において変形,応力は一定と仮定する.双晶界面におけるひずみ適合条件および力のつり合い条件は以下のように書ける. ]・・・[0][1]m (a) (b)(a) 単軸引張, (b) 平面ひずみ引張, (c) 等二軸引張 次に,成形限界線図を図3に示す.ここで,1x, 界ひずみが大きく減少していることが分かる.これは過去の研究と同じ傾向である. 破断後の試験片を切断し圧延方向と板厚方向から成る断面を観察した.図4より,これら3種類の変形モードにおいて,破断部近傍に板厚方向の局所くびれの発生は確認図2■破断直前の対数ひずみ11図3■AZ31板の成形限界ひずみ 0.300.250.200.150.100.050.00-0.20-0.15-0.10-0.050.000.050.100.150.20 (c)<  L33 > Experiment(a) 等二軸引張 ■■■ (b) 平面ひずみ引張 (c) 単軸引張 A model図4■破断後の試験片のRD-ND面 twin #1Rolling direc. Polycrystalline aggregatem ][parenttwin #NTContractiontwinsNormal direc. (1) ]NmT[- 48 -

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