FORM TECH REVIEWvol28
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𝛼𝛼𝛼𝛼+𝛽𝛽𝜇𝜇𝑟𝑟■■■(10)■■■■𝑝𝑝1≤𝑝𝑝≤𝑝𝑝2■■■■(11)6.おわりに謝辞参考文献係数の値である.図■■に示すように,摩擦係数μは,密し始め,密閉プール内の油圧が限界に達したことにより,図■■摩擦係数および潤滑油の圧力に及ぼす平均面圧の影響13)しかし,式(■■)は数値シミュレーションコードのユーザーにとって分かりにくく,以下の記述法を提案する.塑性加工における摩擦法則は複雑で数式表現が難しく,それぞれの加工様式をシミュレートした実験に頼らざる■■以下の低面圧域における摩擦係数をμ■とし■■ 以上の摩擦係数一定の高面圧域における摩擦係数をμ とし,摩擦法則を式(■■)のように記述する.を得ないと思われがちであるが,本稿のように,かなりシンプルに整理できる状況になりつつある.これらの摩擦法則をベースに,摩擦係数に及ぼす温度などの摩擦条件の影響を加味してデータベースを構築できれば塑性加工の数値シミュレーションの精度が大幅に向上すると思われる.摩擦法則の更なる解明と摩擦データベース構築の進展に期待したい.本研究の一部は,公益財団法人天田財団からの重点研究開発助成により実施した研究に基づいていることを付記し,同財団に深甚なる謝意を表します.Bay, N.,Wanheim, T.: Wear, 38(1976), 201-209.1)2)Wang, Z.G., Yoshikawa, Y., Osakada, K.: Annals of the CIRP, 62-1 (2013), 291-294.3)Wang, Z.G., Yoshikawa, Y., Suzuki, T., Osakada, K.: Annals of the CIRP, 63-1 (2014), 277-280.Nakamura, T.:Trans. ASME, Journal of Tribology,122-4(2000),803-808.4)5)玉置賢次:塑性と加工,49-575 (2008), 1166-1167.Fogg, B: Sheet Metal Industries, 44-2(1967), 95-112.6)Ike, H., Makinouchi, A.: Wear, 140(1990), 17-38.7)8)Wang, Z.G., Suzuki, T.: Procedia Manufacturing, 15(2018), 475-480.9)Wang, Z.G., Komiyama, S.: 60 Excellent Inventions in Metal Forming (2015), 343-348.10)Wang, Z.G., Komiyama, S., Yoshikawa, Y., Suzuki, T., Osakada, K.: Annals of the CIRP, 64-1 (2015), 285-288.11)Kada, O., Wang, Z.G.: Key Engineering Materials 767(2018), 124-130. 12)春日保男:潤滑,16-12 (1971), 748-758.13)Wang, Z.G., Dong, W.Z., Osakada, K.: Annals of the CIRP, 67-1 (2018), 257-260.14)Azushima, A.: Annals of the CIRP, 44-1 (1995), 209-212.- 45 -𝛼𝛼𝜏𝜏𝑟𝑟(𝛼𝛼+𝛽𝛽)𝑝𝑝𝑐𝑐𝑟𝑟=𝜇𝜇=𝜏𝜏𝑎𝑎𝑝𝑝𝑎𝑎=ここで,μrは平均面圧pa■Y■■■■■で測定される摩擦閉プール内の油圧の生成により,pa■Y■■■■■から減少pa■Y■■■■■から再び一定となる.𝑝𝑝≤𝑝𝑝1𝜇𝜇=𝜇𝜇1𝜇𝜇=𝜇𝜇1𝑝𝑝1(𝑝𝑝2−𝑝𝑝)+𝜇𝜇2𝑝𝑝2(𝑝𝑝−𝑝𝑝1)𝑝𝑝(𝑝𝑝2−𝑝𝑝1)𝜇𝜇=𝜇𝜇2𝑝𝑝≥𝑝𝑝2

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