μ/noitcirf fo tneiciffeoCμ/noitcirf fo tneiciffeoCμ/noitcirf fo tneiciffeoC 0.60.50.40.30.20.10noitcirf fo tneciffeoCnoitceridgnwarDnoitceridgnwarD図10■■摩擦係数と引抜距離 4.金型コーティングの影響6) 3mm/emulovnoisehda fo tnuomA5Pass図13■付着量の変化 図11■付着量の測定位置 ■ ■ (a)コーティング無 ■■■■ ■■(b) AlCrN ■■■■ (c) DLC 図12■摩擦係数の測定結果 ■ (a)コーティング無 ■ ■■(b) AlCrN 図14■■9パス加工後の工具表面の外観 1Pass5Pass9Pass10302050Sliding distance/mm0.60.50.40.30.20.103Pass7Pass4060701Pass5Pass9Pass3Pass7Pass10302050Sliding distance/mm400.60.50.40.30.20.101060702050Sliding distance/mm1Pass5Pass9Pass3Pass7Pass30406070金型に付着したアルミめっきは寸法精度影響を及ぼすため金型の再研削が必要である.コーティングが付着物に及ぼす影響を調査した. ■■■■実験方法■工具平行部15mmの工具(0.1µmSa)を用いて引抜き速度10mm/s, 圧縮荷重を2.8kN,摺動距離を70mmとした.試験片は2,3章と同じである.工具の再研磨は行わずにそのまま次の試験を行う.コーティング厚は2µmでAlCrN,DLC-Siの表面粗さはそれぞれ0.12,0.13µmSaとなった.10mm10mm1.0Workpiece width 15 mm 20 mm0.80.60.40.20.005■i 1379 000iSliding distance /mm10152025SpecimenwidthObservedarea1, 3, 5, 7, 9回目の試験時には,レーザ顕微鏡(KEYENCE: VK-X150)により工具表面の凝着物の厚さから付着量を測定する.測定部は工具入側部の17.6mm幅,7.5mm長さ2を10倍の対物レンズを用いて測定した.測定位置を図11に示す. 0.060.040.020.00■■ ■試験結果と考察■図12に摩擦係数の測定結果を示す.コーティングなしとAlCrNでは15mm以降で定常状態となり1,3パスでは0.5程度となったが5パス以降では0.47に低下した.また,定常状態ではDLCにおいてはパス数によらず摩擦係数は0.4~0.45となった.図13に入側部での凝着量を示す.図13からコーティングなしでは1パスで工具に多くの凝着物が観察され試験パス数に伴い増加した.コーティングを施すことで凝着量が減少した.図14に9パス終了後の工具の外観を示す図14よりコーティング無し,AlCrNでは工具の全体に凝着物が見られるのに対して,DLCでは,入側部のみに凝着が観察され,DLCは凝着が起こりにくく,それにより摩擦係数をわずかではあるが低下させることが出来ると考えられる. DryAlCrN (c) DLC DLC- 24 -
元のページ ../index.html#26