天田財団ニュース No17
10/24

日本学術会議 会長の光石衛氏10日本学術会議 第26期会長 光石 衛まもる 氏(独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構理事/東京大学名誉教授/帝京大学特任教授/天田財団評議員)第26期日本学術会議会長に就任■■■ 天田財団の評議員である、光石衛氏(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構・理事、東京大学・名誉教授、帝京大学先端総合研究機構・特任教授)は、2023年10月に開催された日本学術会議の総会で、第26期会長に選出された。任期は3年。日本学術会議をめぐっては2020年に当時の菅義偉首相が、日本学術会議が推薦した会員候補のうち一部を任命しなかった「任命拒否問題」を抱え、その在り方が問題になるなどの難題を抱え、難しいかじ取りが迫られての就任となった。 光石先生は岡山県出身。1986年に東京大学 大学院工学系研究科 博士課程を修了(工学博士)。1986年に工学部講師(1987年10月から1988年10月まではドイツ・フラウンホーファー研究所の研究員も兼任)、1989年に助教授を経て、1999年より産業機械工学専攻の教授に就任し、2009年からは専攻統合により機械工学専攻の教授となった。2014年4月から2017年3月までは東京大学 大学院工学系研究科長・工学部長、2017年4月から2021年3月までは大学執行役・副学長。2022年4月から独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構の理事、早稲田大学 次世代ロボット研究機構の研究院客員教授、帝京大学 先端総合研究機構の特任教授。2023年10月から日本学術会議の会長を歴任している。 専門は生産工学とロボティクスで、国際生産工学アカデミー(CIRP)の元会長でもある。同級生だった整形外科医との出会いが転機 「もともと半導体や通信の基礎を学ぼうと理学部に入ったのですが、実践的な勉強ができないまま卒業をむかえ、改何かをつくりながら、試行錯誤を重ねることが重要多忙な公職であっても並行して手術支援ロボット、マルチセンサ統合型システムなどを研究

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る