天田財団ニュース No16
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 職業訓練法人アマダスクールは、「第36回優秀板金製品技能フェア」の選考結果を発表した。同フェアは国内外の金属加工企業が製作した板金製品や作品を一堂に結集し、加工技術・技能を競う場として提供することで、優れた技術・技能を表彰するとともに、一般展示を通して板金加工技術・技能の交流と向上をはかることを目的に、毎年開催している。一般社団法人日本塑性加工学会が協賛、厚生労働省、経済産業省、天田財団などが後援する。 選考は、期間中に日本塑性加工学会会員、シートメタル工業会役員やAMADA Global Innovation Center(AGIC、神奈川県伊勢原市)を訪れた来場者やWebによるオンライン投票によって第1審査が、審査委員による第2審査が行われ、各賞が決定された。 天田財団は、2023年度後期の「国際交流助成」「技能検定受検手数料助成」の助成先を決定した。 「国際交流助成」の助成先総数は20件、助成金総額は1,199万円となった。2023年度前期に採択した研究開発・国際交流助成を含めると、2023年度の助成先総数は126件、助成金総額は2億7,255万円。1987年の創立から36年間で、累計助成先件数は2,234件、累計助成金は39億8,807万円となった。 応募総数は281点(国内184点、海外97点)で、前回(第35回)の215点から30.7%増加した。 厚生労働大臣賞は㈱佐藤医科器械製作所(滋賀県)の「DNA〜融合〜」、経済産業大臣賞は㈱アイキ(大阪府)の「ナビ、リレー」がそれぞれ受賞した。 神奈川県知事賞はナサ工業㈱(福岡県)の「不落のバランス」、中央職業能力開発協会会長賞はリョーユウ工業㈱(福岡県)の「瓢箪ランプシェード」、日刊工業新聞社賞は㈲山内エンジニアリング(神奈川県)の「車両用ラジエーターアッパー試作品」、日本塑性加工学会会長賞は㈲原プレスエンジニアリング(神奈川県)の「厚板の丸め成形品」、海外最優秀作品賞はA.S.C.Franchi Laser S.n.c.(イタリア)の「CARP」が受賞した。 「技能検定受検手数料助成」の助成先人数は285名(92団体)、助成金総額は514.1万円となった。後期の対象職種は「工場板金」「金属プレス加工」。2023年度前期助成先を含めると、2023年度の助成先総数は365名(117団体)、助成金総額は670万円。2019年後期の助成開始以来の累計助成者数は1,855名(607団体:1,852名、個人:3名)、助成金総額は3,103.8万円となった。 詳細は天田財団のWebサイトを参照のこと。18厚生労働大臣賞を受賞した㈱佐藤医科器械製作所(滋賀県)の「DNA~融合~」(W107×D107×H110㎜)経済産業大臣賞を受賞した㈱アイキ(大阪府)の「ナビ、リレー」(W2×D2×H2㎜)日本塑性加工学会会長賞を受賞した㈲原プレスエンジニアリング(神奈川県)の「厚板の丸め成形品」(W90×D26×H26 ㎜)「第36回優秀板金製品技能フェア」の受賞作品が決定2023年度後期助成先が決定

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