天田財団ニュース No15
18/20

所属機関名理工学部 理工学科 機械システム専攻成蹊大学大阪工業大学工学部所属機関名役職教授講師役職研究者酒井 孝金属3Dプリンタで造形した鍛造用金型の特性評価横山 奨サーボプレスを用いた微細中空構造の量産を実現する精密拡散接合技術の開発研究者研究題目研究題目計2件 2,000万円助成金額(万円)1,0001,000計1件 1,000万円助成金額(万円)●研究開発助成重点研究開発助成 課題研究 <塑性加工>重点研究開発助成 課題研究 <レーザプロセッシング>京都大学大学院工学研究科 材料化学専攻准教授次世代パワー半導体結晶基板の高効率レーザスライシングに関する研究下間 靖彦1,000182023年度前期助成事業「重点研究開発助成(課題研究)」の採択一覧「重点研究開発助成(課題研究)」には3件が選定 天田財団は、2023年度前期の助成先を決定した。今回の助成総数は106件、助成総額は2億6,056万円。内訳は塑性加工分野やレーザプロセッシング分野に必要な技術の研究・調査に対する「研究開発助成」が86件・2億4,969万円、それらの研究成果等の普及啓発に対して行われる「国際交流助成」は20件・1,086万円となった。 「研究開発助成」の内訳については、財団が掲げる課題からテーマを選んで取り組む「重点研究開発助成(課題研究)」は3件・3,000万円(詳細は下表を参照)、基礎的・試験的・実用的な観点から進展が期待される「一般研究開発助成」は64件・1億8,177万円、若手研究者の育成や挑戦を支援する「奨励研究助成(若手研究者)」は19件・3,792万円となっている。これにより1987年の財団創立から36年間の累計助成件数は2,214件、累計助成総額は39億7,607万円となった。 今回決定した「研究開発助成」「国際交流助成」の助成先研究者に対して、2023年11月25日㈯にAMADA FORUM(神奈川県伊勢原市)で、助成金目録を贈呈する「天田財団助成式典」を開催する。「資格取得助成」に「レーザー加工作業」が追加 また「資格取得助成」(技能検定受検手数料助成)の助成人数は80名(25団体)、助成総額は156.2万円で、内訳は「金属プレス加工」が61名(18団体)・116.7万円、「レーザー加工作業」が19名(7団体)・39.5万円となっている。これにより2019年からの累計助成数は1,570名(515団体:1,567名、個人:3名)、助成総額は2,589.3万円となった。 技能検定制度は「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」。労働者の技能と地位の向上を目的としており、職業能力開発促進法に基づいて1959年から実施されている。2022年3月に実施された職業能力開発促進法施行規則の一部改正により、従来の職種名「放電加工」が「非接触除去加工」に変更され、1級・2級の試験科目に「レーザー加工作業」が追加された。 天田財団では2019年から、金属等の加工業に従事する人材の育成と技能向上に有益な技能検定の受検にかかる手数料を助成する「資格取得助成」を公益目的事業に加えた。また、2023年度の募集からはこうした時流も踏まえて、資格取得支援事業の対象に「非接触除去加工(レー2023年度前期助成先が決定採択された助成総数は106件、助成総額は2億6,056万円

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る