天田財団ニュース No14
19/20

「Photonix 2022」に出展した天田財団のブース 天田財団は、1月18日から20日までの3日間、ウインクあいち(愛知県名古屋市)で開催されたレーザー学会学術報告会第43回年次大会併設展「Laser Solution 2023」(主催:一般社団法人レーザー学会)に出展した。 第43回年次大会は、新型コロナウイルス感染症の拡大状況が続く国難のさなかにもかかわらず、講演数488件、参加者数806人となった。件数・参加者数とも前回より2割以上、増えた。前回は完全オンラインで開催されたが、今回は一部の講演を除き、オンサイトでの開催となった。 12におよぶシンポジウムや優れた招待講演、最新の研究 天田財団は2022年12月7日から9日までの3日間、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された光・レーザ関連技術の総合展「Photonix 2022」(主催:RX Japan)に出展した。 前回「Photonix 2021」はコロナ禍により来場者数を制限し、検温やアルコール消毒などを徹底して開催され、出展者数・来場者数とも減少した。今回は感染者数が落ち着いてきたこともあり、前回比微増となる604社が出展。ファイバー・CO2・YAG・半導体レーザ発振器、レーザ切断・溶接機、レーザ穴あけシステム、金属3Dプリンター、レーザ彫刻機、ハイブリッドレーザ加工、樹脂溶着システム、レーザ受託加工などの技術・製品・サービスを提案した。 来場者数は前回の2.4倍、4万4,172名と大きく伸びた。出展者はどこも手ごたえを感じている様子で、やはりオンライン開催ではなくリアル開催であることの効果が大きいようだ。 天田財団は、2,000件以上の研究成果が集録された「助成研究成果報告書」やパンフレット、「天田財団ニュース」などを配布し、財団の公益事業活動を紹介するパネルの展示を行うなど、普及啓発活動を行った。会期中にブースを訪れた来場者の多くが、金属加工分野でレーザ技術を成果発表があり、ポスターセッションも盛況で、参加者はレーザ技術・光科学・光技術の進展と新しい方向性を知ることができ、対面式により交流を促進することができた。 レーザー学会の賛助会員でもある天田財団は、研究成果が集録された「天田財団助成研究成果報告書」や「天田財団ニュース」などの資料を会場で配布した。 なお、2024年1月に開催される第44回年次大会(東京開催)は、学会創立50周年記念大会となり、東京の日本科学未来館および東京国際交流館プラザ平成での開催が予定されている。応用している企業関係者、大学や研究機関でレーザ関連の研究に携わっている研究者、大学でレーザ・光学関連の技術を学んでいる学生で、レーザプロセッシング分野の研究助成を行っている財団の事業活動に強い関心を示していた。用意していった配布資料は、会期中にほぼなくなった。19レーザー学会主催の年次大会併設展「LaserSolution2023」に出展光・レーザ関連技術の総合展「Photonix2022」に出展

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る