基調講演を行う東京大学・柳本潤教授(天田財団理事)久しぶりのリアル開催となった交流会で談笑する参加者交流会で乾杯の挨拶をする東海大学・吉田一也客員教授(天田財団理事)ていきます。天田財団と当学会はこれからもともに歩み、ともに日本の未来を創出していきたい」と祝辞を述べた。ル㈱ スチール研究所 棒鋼・線材研究部・建山恭寛氏が「JFEスチール仙台製造所の紹介と棒線新商品開発」に関する講演を行った。17テーマは「先進鉄鋼材料とその加工技術」 ――講演・発表は計7本 基調講演では、東京大学・柳本潤教授(天田財団理事)が「先進鉄鋼材料とその加工技術」をテーマに講演を行い、自動車の電動化にともなう軽量部材製造に必要な高強度鋼板や材料、金型の研究開発努力が果たす役割などを説明した。 研究成果発表会では、これまで天田財団の助成を受けた4件の研究成果が発表された。東京工業大学・吉野雅彦教授が「結晶方位の制御を目的とした組織制御加工法の検討」、東海国立大学機構岐阜大学・王志剛教授が「板鍛造による高張力鋼板製フランジ付き有底カップの成形法の開発」、豊橋技術科学大学・森謙一郎名誉教授が「超高強度鋼部材の次世代スマートホットスタンピングの開発」、広島県立総合技術研究所・坂村勝担当部長が「金属の塑性流動を利用した新たな接合技術の開発」について発表した。 その後は産業分野での取り組みを紹介する2件の企業講演が行われた。㈱カガヤ 研究開発室・工藤哲也室長が「550N/㎜2級冷間成形角形鋼管柱――通しダイアフラム30度開先溶接継手性能に関する研究」、JFEスチー久しぶりのリアル交流会 その後は会場を移動して参加者・講演者による交流会が催された。元日本塑性加工学会会長の東海大学・吉田一也客員教授(天田財団理事)の挨拶の後、久しぶりに開催されたリアルな交流の場で会話が弾んでいた。
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