企業プレゼンを行う天田財団の鈴木太一事務局長「第29回レーザー夏の学校」が開催された北海道大学フード&メディカルイノベーション国際拠点ポスター講演の状況 天田財団は、北海道大学 フード&メディカルイノベーション国際拠点で10月1〜2日に開催された「第29回レーザー夏の学校」に参加し、企業プレゼンと企業ポスター講演を行った。 「レーザー夏の学校」とは、レーザー学会およびレーザー夏の学校実行委員会が主催するレーザー関連の研究会で、年に1回、学生主体で開催する。学生・研究者・企業の密接な交流をコンセプトに、レーザー分野の最先端で活躍している研究者を招いての特別講演、協賛企業による企業プレゼン、学生と協賛企業が入り交じってのポスター講演、懇親会などが行われる。実行委員はすべて修士課程を中心とした学生であり、校長は大阪大学と電気通信大学の院生が隔年で務めている(今回は大阪大学)。 当財団の「レーザー夏の学校」への協賛および参加は今回が初めてだが、過去には財団事務所が当時入居していた神奈川県伊勢原市のアマダのFORUM246(現在の名称はAMADA FORUM)で開催されたこともある。 初日は校長である大阪大学修士課程2年の奥田弘礼さんの挨拶から始まり、北海道大学・上野貢生教授、㈱ワールドラボ・池末明生代表取締役の特別講演が行われ、その後は企業プレゼン5社、ポスター講演と続き、夕方に懇親会が開催された。 2日目は午前中に東京大学・芦原聡教授、理化学研究所・杉岡幸次チームリーダーの特別講演が行われた。午後には企業プレゼン5社、ポスター講演と続き、当財団はこの日の2番目に企業プレゼンを行い、ポスター講演も行った。その後、閉会式と優秀ポスター表彰が行われ、来年度の役員である電気通信大学4年生の相馬恭介さんの挨拶のあと、閉会となった。 今回の参加者は学生、教員、企業参加者を併せて50名あまりで、そのうち40%程度が今回初参加の学生だった。3年ぶりのリアル開催ということもあり、学生主体の手作り感満載な催しで、講演者や参加教員からの暖かい眼差しが感じられる、良い雰囲気の学校であった。15「レーザー夏の学校」に初参加学生・研究者・企業の密接な交流がコンセプト
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