天田財団ニュース 第9号 2020年11月1日発行 発行所:公益財団法人天田財団 編集:マシニスト出版株式会社 印刷:株式会社あさひ印刷〒259-1116 神奈川県伊勢原市石田350 TEL:0463-96-3580 FAX:0463-96-3579 https://www.amada-f.or.jp/令和2年度 国際交流助成先 追加募集 募集期間:2020年10月1日~12月20日 採択通知:2021年2月上旬令和2年度後期 技能検定(工場板金後期)受検手数料助成 募集開始 申請期間:2020年10月1日~2021年2月28日 結果報告:2021年3月1日~31日令和2年度 天田財団助成式典 開催 開催日時:2020年11月28日※オンラインでの開催となります 4月に事務局長に着任いたしました鈴木太一と申します。昭和58年に機械工学科を卒業して㈱アマダに新卒入社し、今春天田財団に移籍いたしました。どうぞよろしくお願いします。 着任前は、年度恒例の会議や発表会に加えて理事長の交代や財団事務所の引っ越し(住所は変更ありませんが、㈱アマダの本社敷地内で別の建物に引っ越しを済ませました)が予定されていて、着任早々不慣れな中で慌ただしくなることを覚悟していました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で塑性加工とレーザプロセッシングの2つの助成研究成果発表会は中止、理事会などの会議は書面会議への置き換えと、多忙な日々は回避されました。その一方で、今までのやり方と異なる方法を検討し実施することに戸惑うばかりです。 天田財団ニュースは例年ですと塑性加工、レーザプロセッシングの助成研究成果発表会や展示会出展が記事となっているようですが、これも叶いません。 「研究室訪問」も今までは実際に研究室に訪問をしてインタビューや撮影を行っていたとのことですが、今回はすべてWeb会議システムを利用したオンラインでのインタビューで、写真は取材先である先生方に撮影をお願いして送っていただきました。取材を快く受けてくださいました先生方、ご協力いただき、ありがとうございました。 「研究室訪問」の取材旅行は先生方から興味深いお話が聞けるだけでなく、日本各地の景勝地や味覚を味わう楽しみもあったようですが、新型コロナウイルス感染症が落ち着くまではオンラインでの取材にせざるを得ないでしょうし、落ち着いた後も以前どおりに戻るとはいかずにオンライン取材と実際に訪問してのPhotonix 2020 出展 開催期間:2020年12月2日~4日 会場:幕張メッセ取材を都度比較してどちらにするか判断するようになるのではと思料しています。 この天田財団ニュースをお読みくださるみなさまも、新型コロナウイルス感染症によって大きな影響を受けられているのではないかと思います。大学の授業も登校せずのオンライン中心へと様変わりし、報道では「せっかく入学したのに」という学生の残念な思いを聞くことが多いですが、オンライン授業のメリットを伝える記事も散見されるのが救いです。 天田財団も前述のとおり今春の助成研究成果発表会は中止といたしましたが、この後の行事は実施方法を変えて開催するべく努力をしています。ご期待くださるとともにご支援いただければ幸いです。(事務局 鈴木)❷❷❶❶❸❸今回の表紙❶2019年11月30日に開催された「2019年度天田財団助成式典」の会場の様子。式典には塑性加工分野・レーザプロセッシング分野の助成対象者73名と関係者を含め、約150名が参加した/❷助成式典では特別講演や招待講演も行われる。写真は鳥取大学・陳中春教授による招待講演の様子/❸助成式典の後、出席した研究者らは「第32回優秀板金製品技能フェア」の作品展示会場で投票を行った「Photonix 2019」の天田財団ブースの様子鈴木太一事務局長2020年下期の予定編集後記
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