天田財団ニュース No9
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所属機関名大阪産業技術研究所加工成形研究部東北大学金属材料研究所名古屋大学大学院工学研究科学術研究院工学系部門機械工学講座福井大学所属機関名徳島大学大学院社会産業理工学研究部光産業創成大学院大学光産業創成研究科役職主任研究員助教准教授教授役職准教授教授研究者プレス機自らが考えて動く機械学習を活用した知能化成形技術の構築四宮 徳章北條 智彦プレス成形した超高強度低合金TRIP鋼の遅れ破壊特性評価技術の確立大型水素分離合金膜の形状最適化および成形技術の開発湯川 伸樹インクリメンタルフォーミングにおける高加工精度の工具経路を生成するAIシステムの開発大津 雅亮研究者富田 卓朗フェムト秒レーザー誘起ハイエントロピー合金のコンビナトリアル探索マイクロライダーによるキーホール形状のリアルタイム計測と機械学習による評価石井 勝弘研究題目研究題目計4件 3,993.6万円助成金額(万円)1,0001,000993.61,000計2件 1,950万円助成金額(万円)1,000950●研究開発助成重点研究開発助成 課題研究 <塑性加工>重点研究開発助成 課題研究 <レーザプロセッシング>2 天田財団は、令和2年度の前期助成先を決定した。今回の助成件数は91件、助成総額2億4,786万円となっている(採択先詳細は下表を参照)。これにより財団創立から33年間の累計助成件数は1,928件、助成総額は32億1,183万円となった。 今回の助成内訳を見ると「塑性加工」分野や「レーザプロセッシング」分野に必要な技術の研究・調査に対する「研究開発助成」が81件・2億4,354万円となった。 天田財団が掲げる課題からテーマを選んで取り組む「重点研究開発助成(課題研究)」には計6件が選ばれた。 このうち「塑性加工」分野は、大阪産業技術研究所・四宮徳章主任研究員の「プレス機自らが考えて動く機械学習を活用した知能化成形技術の構築」、東北大学・北條智彦助教の「プレス成形した超高強度低合金TRIP鋼の遅れ破壊特性評価技術の確立」、名古屋大学・湯川伸樹准教授の「大型水素分離合金膜の形状最適化および成形技術の開発」、福井大学・大津雅亮教授の「インクリメンタルフォーミングにおける高加工精度の工具経路を生成するAIシステムの開発」の4件だった。 「レーザプロセッシング」分野は、徳島大学・富田卓朗准教授の「フェムト秒レーザー誘起ハイエントロピー合金のコンビナトリアル探索」、光産業創成大学院大学・石井勝弘教授の「マイクロライダーによるキーホール形状のリアルタイム計測と機械学習による評価」の2件だった。 また、それらの普及啓発に対する「国際交流助成」は、10件・431万円となっている。国際交流助成に関しては、前期助成決定分が予算総額に達しなかったことから10月より追加募集を行っている(詳細は7ページ参照)。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今回の助成を受ける研究者を対象に助成目録の贈呈等を行う「天田財団助成式典」は、11月28日㈯にオンラインで開催する。令和2年度前期助成事業の採択一覧令和2年度前期助成先が決まる助成総数91件、助成総額2億4,786万円の採択を決定

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